日本一にぎらないお寿司屋さん、こと鮨心白さん。1日1回転の席数の少ないお店でありながらリピーター希望者が後を絶たない人気のお店。恵比寿駅よりの現店舗に移転してからは次回予約がなんと1年以上先になるほどの盛況ぶりです。
コロナ禍の影響でそんな心白さんも営業自粛されています。予約日を心待ちにしていてお客さんへの連絡など苦労されたと思います。しかしながら、そこでへこたれない前向きな大将。自らが仕入れている生産者さんを惜しみなく公開して僕らが購入できるようにする、クリリン大作戦『あなたとアイツを繋ぎます』を発信。さらにはテイクアウトとして、夜ご飯大作戦も企画してくれたのです。
行きたいなぁと思ってすぐ食べられるお店ではないのですが、今回の騒動でテイクアウトに成功しましたので紹介していきます。写真をみただけで伝わるかと思いますが、ひかえめに言っても素晴らしい内容でした。
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運良くゲットできた悶絶ちらし、ぶり大根、そしてアンコウ汁
恵比寿駅からお店に歩いていきます。隠れ家のような入り口から店内に入っていくと大将がせっせと仕込み準備をされていました。「しばらくはお互い気をつけながらがんばっていきましょう」と挨拶をしながら3点セット2人前を包んでいただきました。
この日の夜ご飯大作戦のメニューは、以下の通り。
- 炭炙り極上キンメと春子のチラシ
- ぶり大根
- アンコウ汁
この内容の3点セットが一人前5,000円ぽっきりでいただけます。
ぶり大根は深い深い味わい。どこかほっとする味ですが、自分でつくるぶり大根とはもちろん全くちがう世界が味わえます。素材も技術もやっぱりすばらしいものだなぁと思わされます。
そして、アンコウ汁。少し温めてからいただいたところ幸せになりました。ビジュアル的には伝わりにくいかと思いますが、ほろほろのアンコウの身とそこから抽出された旨味が身体にやさしい印象。
主役の悶絶チラシはまさに悶絶級の内容でした。お店で食べた記憶が蘇る熟成されたネタの数々が散りばめられています。炭で炙られた極上の金目鯛や春子はそれぞれじっくり味わって食べたい特級品でした。シャリとしてお店で使っている東松島のお米は冷めても美味しいなぁというのも新しい発見でした。
営業再開がますます待ち遠しくなる圧巻の内容
飲食店に厳しい流れがつづいていますが、もう少しでなんとか営業再開できる世の中になることでしょう。それまでは普段到底食べられないようなテイクアウトをしながら、お店を応援していきたいものです。