鮨 心白(広尾 / 寿司)

お気に入りで気を遣わずに長居できるお店があります。広尾の心白さんとの出会いは数年前だったでしょうか、以来折をみて伺わせていただいています。

「日本一握らない寿司屋」と言われるのはそのおつまみの多彩さ故。最後の握りが出てくるのはなんと夜11時頃、という1日1回転のお店です。掲げた閉店時間は「お客様が満足されるまで」、ゆったりとしたサービスで提供される美味しい料理と大将・石田さんの朗らかな人格が魅力で、どんどん予約がとれなくなってきています。

広尾のお店から恵比寿駅よりに移転が今秋予定されていますが、今回その前最後となる再訪が叶いました。

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あまりにも色々楽しめるおつまみ

① 福井県美浜町の花もずくからスタート。ものすごく細くてのどごし爽快。

② 牡蠣、③ ヒラメの昆布じめ、④ ウマヅラハギの子ども、⑤ スミイカ

ウマヅラの子どもは、ふわっとして初めての食感です。

⑥ 稚鮎ペーストとヨーグルト、⑦ すっぽんの卵、⑧ 平貝、そして ⑧ じゅん菜とホヤのへそ。へそはホヤをさばくときに普段なら落としてしまう部分で、ホヤ独特の風味後味がないので苦手な人でもすんなりたべられる一品。

⑨ すっぽん茶碗蒸しにコンテをかけて、⑩ 鱧に春ナスを添えて、⑪ モスソ貝、と続きます。モスソ貝はマイナーですが煮ても固くならない美味しい貝です。

⑫ 天然の鰻、⑬ 水ダコとオクラ、⑭ ホタルイカとテンポよく。炭火で仕上げた鰻やホタルイカはまさに絶品です。

大将がチョイスしてくれるレア日本酒を飲みながら、まだまだ肴は続きます。⑮ カラスミと餅、⑯ ウニにとうもろこしを合わせて、⑰ 毛ガニ。自家製カラスミと餅を炭で炙った一品は大好きなメニューのひとつ。ウニとうもろこしもそうですが、和食経験もある大将の組み合わせの妙が体感できます。

⑱ 天竜川の鮎に栃木の水茄子とズッキーニ、⑲ 鰆の自家製塩納豆和え、⑳ ホッキ貝。生き鮎を次々と串に刺し、炭で焼いていく様はまさに職人。

いよいよ待望の握りがスタート

夜もふけて11時ごろになり、おもむろに握りが始まります。ここからは怒涛の握りでフィニッシュまで進んでいきます。

① スミイカ、② かすごだい、③ あじ。前来たときよりさらに握りがおいしくなっている印象。

④ いわし、⑤ ほっき貝、⑥ しまあじ、⑦ 金目鯛。

⑧ まぐろ漬け、⑨ 黒ムツ、⑩ エビ、⑪ ウニ、⑫ 玉子などとが続き、お椀でしまります。ここまで大満足、お腹も酔いもいい感じになります。

もちろん日本酒も素晴らしい

素人がみたこともない豊富な種類のお酒を出してくれます。おまかせするといい流れでだしてくれるのもうれしいですよね。

やはり心白は心地よい

以前は終電なくなったころに握り始めていた石田さん。2度ほど体調を壊したころからスムーズさにも磨きがかかり終電に間に合うお店となりました。

同い年の大将ががんばっている姿がはげみになる名店。また来られる日を楽しみにしています。

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