コロナ禍で外食もままならない期間がつづく2020年。以前ほどのペースでの更新が難しいのですが、それでも紹介したいお店がありましのでひさびさの投稿です。
個人的にも仲良くさせていただき、通わさせていただいている鮨りんだ。そのスピンオフとして不動前に出店されたのが鮨らんまる。当初うどんメインのお店だったのに、その鮨が素晴らしすぎてまたたく間に食べログアワードを受賞するまでに成長した人気店となりました。
このらんまるから独立となった、島津さんのお店に先日初訪問させていただきました。お店に大きな看板はないものの、入店すると真新しいカウンターと素敵な奥様がお出迎えしてくれました。
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らんまる時代からさらに磨きのかかった悶絶コース
シャンパーニュで開店を祝いつつ、一品目はせいこがに茶碗蒸しから。
お刺身は、北海道増毛町の立派なボタンエビ、そして襟裳岬のつぶ貝。もちろん臭みなんかあるはずもなく、豊潤な香りといい歯応え。
壱岐の迷い鰹は海苔と合わせて。
白海老に酒盗を合わせてくるのですから、日本酒へスイッチせざるを得ません。
しっかりした粒のイクラの上に鎮座ましますのは、対馬ブランドののどぐろ紅瞳です。
寒い時期のうますぎるつまみがまだまだ続きます。函館から来た、味わい深くクリーミーな白子。
とどめは噴火湾のあん肝。とても綺麗なお仕事をされていて、華やかでありながら暴力的な旨味でお酒が一気に進みます。
テンションも上がるなか、満を持しての握りに入っていきます。まずはやま幸の中トロ。まず握りが美しすぎます。そして、味わいは言うまでもなく最高。マグロのいい時期になりましたね。
春子鯛に、つまみで出たボタンエビの頭ときます。
サワラの昆布締め。
とてもいい具合の、赤身のヅケ。
大間マグロのトリは、12日目というトロ。重くない、上質な脂ののった悶絶必至の一貫。
ここで、一回さっぱりとする小肌。酸っぱすぎることなどなく、旨味も存分にわかるシメ具合です。
あまり前のお店では出していなかった気がする、小柱の軍艦。
大阪のイワシ。薬味もあいまって非常にバランスがとれています。青魚が嫌いと言う人もうならせる、臭みのない、モダンな味わいです。
山口県産の車海老。ふっくら蒸し立てで、ボリューム満点。
勝浦の金目鯛。
もうひとつマグロも、ということで血合いぎしの中トロ。味も香りも力強い部位でした。
ウニも軍艦でたっぷりといただきつつ、お椀でまったりします。
穴子はすばらしいものでした。味はもちろん、フォルムまで完璧でしょう。
やさしい味わいの卵焼きは、お洒落なカットで提供されます。
巻物は中トロ。これ巻いちゃうの?とさえ思わせる、香り高いトロ。
今後もますます楽しみな新進気鋭のお店でした
期待以上の美味しさで追加も少ししてしまいました。青森のヒラメ。ちょうどよい歯触りと香りです。
銚子の黒むつ。皮目と身のバランスも美しい一貫。
ラストはシメの定番、かんぴょう巻きをわさびをきかせていただきました。
以上大満足のコース一本勝負となりました。
世間が大変な時期の独立出店となりましたが、若く成長をやめない島津大将のお寿司を存分に楽しめるお店。これからもますます発展していかれるであろうし、目が離せませんね。
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