うどんにするか、蕎麦にするか、選択を迫られる場面は少なくありません。このお店に出会う数年前までは、自分の人生は完全に蕎麦一択でした。
駅の立ち食い蕎麦屋で「かけ蕎麦に七味」にはまった小学生時代。そこから大人になり、蕎麦前でお酒を飲めるようになって、さらに蕎麦党として邁進してきました。
一方のうどんについては、わざわざ専門店で食べるという習慣はありませんでした。冷凍のうどんでもしっかり美味しいのも一因だったのかもしれません。
そんなうどんへの固定概念を変えててくれたのが、本郷三丁目にあるこくわがた。最近店名も新たにリニューアルオープンされたので再訪してきました。その名も、トウキョウライトブルー ホンゴウスリー。
お店は本郷三丁目駅をでて1分ほどの大通り沿いにあります。以前はすこしインパクトの薄い外観でしたが、この度のリニューアル改装で鮮やかなライトブルーになりました。これでお店を見つけられない人はいなくなったでしょう。
ランチタイムになると周囲からサラリーマンや学生が集まってくるので混み合います。そんな混雑時には歩道脇にそって並びますが、回転のいいお店なのでどんどん流れていきます。
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メニュー名は初見では戸惑わされてしまうかも
店内に入るタイミングで食券を購入するシステムです。後続が並んでいることもあり、あまり食券機の前で悩む時間はとれないのですが、はじめてではササッと選びにくいメニューの数々が並んでいます。
以前のこくわがた時代よりはすこしわかりやすくなった気がします。それでもHG2鶏天?きまぐれL.Bうどん?と戸惑う人も多いでしょう。
ちなみに、HG(本郷)はうどん大盛りに鶏天がつく学生さん達に人気のメニュー。がっつり食べたい方にはオススメのオーダーです。
この日の日替わりは、きまぐれL.B.うどんとして、メカジキ天レモンおろししょうゆうどん。強く惹かれましたが、ひさびさなので定番メニューを選びます。
リニューアルした内装は、入り口から見るとカウンター向きが反対に。清潔感もまして、シンプルに立ち食いうどんが楽しめる環境です。
ほどなくして、ちくわ天&鶏天1生海苔かけひやうどん(並 560円)がきました。こくわがた時代はとり放題だった天かすとおろし生姜は食券制になりました。0円で追加できるので迷わず両方頼んでおきました。
麺は強いコシが魅力の手打ちうどん。毎朝小麦粉から丁寧に製麺しているそうで、店主・寺尾さんが学んできた香川県讃岐風。
かつお節、煮干しを中心にウルメイワシやサバなどを煮込んでとる関西風のだしは、強すぎず弱すぎずの優しい味わい。
そして、鶏天とちくわ天は揚げたてで提供されます。
ちくわ天はこちらでしか食べないくらいですが、いつも頼んでしまう定番サイドメニュー。そして、揚げたてで下味しっかりの鶏天はやはり最高です。ビールが飲みたくなってしまう味わい。街の天ぷら屋さんを超えてしまいかねないクオリティです。
立ち食いレベルではない讃岐うどんを
そば派だった自分にうどんの美味しさを教えてくれた名店。改装して屋号も新たにオープンとなりましたが、その美味しさには何ら変わりありませんでした。
小腹が空いたときに本当にありがたい、ササッと食べられる立ち食いうどんの名店です。