大阪には現地に住むグルメな方が「日本一の醤油ラーメン」と絶賛するお店があります。その名も人類みな麺類。なんとも独特なネーミングセンスですが、その実力と人気は折り紙付き。大阪随一のラーメン激戦区である西中島南方でもナンバーワンの行列店なんです。
お店の場所は、阪急京都線の線路沿いです。阪急の南方駅から歩いてすぐ、地下鉄御堂筋線の西中島南方駅からも徒歩1分とアクセスはしやすいロケーションですね。今回、新大阪駅を利用したついでに閉店間際をねらって突撃してきました。
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行列必至の人気店の閉店間際をねらって
お店の名前を冠した看板は一切ありません。Google mapを頼りに歩いていくと、無地の白のれんがかかったお店を発見。お目当てのお店か心配になります。11時近くになるのに長い行列ができているし、店内でMr.Childrenのムービーのが流れている様子が見えるので間違いないと確信します。店舗の向かい側までつらなる行列の最後尾につきます。

22:40頃並び始めましたが23時ラストオーダーまでに並んだ方は食べることができるようでした。この時間は日中ほど行列が長くならないので狙い目です。
ただし、チャーシューが無くなり次第終了の表示があったので運が悪いと閉店間際狙いは失敗するかもしれません。
20分ほど待って店内へ。予想していたより広くて清潔感があり、モダンな内装です。カウンター席、テーブル席はもちろん、ロフト席のような階段を登った先の席もいくつか見えます。

なお、店内のBGMは常にミスチル。複数あるモニターにはミスチルのライブ動画が流れています。店主が好きなのでしょうが、もしキライという方がいれば原点材料かもしれませんね。

オリジナルのラーメンは3種、一番人気はmacro
メニューをみるとらーめん3種類がすべて800円。原点はその名の通り、お店当初の味なのでしょうが、他2つは明らかにMr.Childrenのアルバムからとった名前です。
- らーめん原点…お店の原点となる醤油らーめん。ふんだんに鰹をつかった香味油に醤油独自の甘みを活かした懐かしい味。
- らーめんmicro…しっかり味の醤油らーめん。何事にも捕らわれず醤油本来の旨味や苦味、酸味や塩味の全てを許したらーめんとのこと。
- らーめんmacro…一番人気の魚「貝」系らーめん。あさりやしじみの旨味を閉じ込め、淡口醤油であっさり仕上げた一杯。
いずれかを選んだ後、焼豚とメンマの好みを伝えます。
- 焼豚…厚 ⇔ 薄+煮玉子
- メンマ…厚2本 ⇔ 薄4本
知人のおすすめは焼豚、メンマともに厚のチョイス。しかし、この日は軽い夕食後の訪問だったので、ボリュームを考慮して、薄焼豚+煮玉子に厚メンマにしてみました。

サイドメニューにはにんにく不使用餃子(250円)や豚丼(250円)などが並びます。海外ビールも各種選べるようですね。

一番人気のmacroは透明感のある魚貝醤油ラーメン
注文してしばらくするとお目当てのmacroが運ばれてきました。透明感があり味も薄めのスープに見えますが、飲んでみると思いのほか旨味が強い甘めのお味。魚や貝のくさみはいっさいありません。関東では出逢ったことのないスタイル。

麺全粒粉を使用した中太麺はとてもいい食感。自慢のスープと相性がよく、味がよく絡みます。文句なしに美味しい麺です。

また、軟水に漬け込んで旨味を引き出したというメンマはとてもいい歯ざわり。硬すぎず柔らかすぎずで万人受けしそうなハイクオリティのメンマです。
お店のルーツ、原点はしっかり醤油を感じる一杯
同行者が頼んだのは原点の厚焼豚、薄メンマのチョイス。煮崩れた煮玉子ならサービスということでお得な一杯です。
原点のスープはしっかり濃い口。人によっては濃すぎると感じるかもしれませんが、macroの薄味スープとはまた別の深みがあってハマる人は多そうな印象。
そして、何より厚い焼豚のインパクトがすごいです。驚くべき厚さ。これだけで女性なら満たされてしまいそうなボリュームです。ただ実際食べてみると噛む必要がないくらい柔らかで、かつ脂っこさやしつこさが非常に少ない上品なチャーシューです。

大阪随一の醤油らーめんが楽しめる行列店
現地に住む方が絶賛していた人類みな麺類さん。想像の一歩上をいく、関東では体験できない一杯でした。
常に流れているミスチルライブのムービーとサウンド。そちらも同調できる僕のような世代には二重でうれしいお店なのではないでしょうか。

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