紅葉がはじまりつつある秋の京都に足をのばしてきました。長期滞在はできなかったのですが、素敵なお店とたくさん出会うことができた旅となりました。
最終日の夜を過ごしたのは、祇園 大渡さん。押しも押されもせぬ和食の有名店で、今回ご縁あったの初訪問となりました。 コロナ禍からの流れでしょうか、夕方16時半からの一斉スタートです。
清水寺付近を散策してから、お店の前に。やや早い到着となりましたが快く迎え入れてもらえました。
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洗練された京の和食フルコース、〆ご飯は至高のカニ雑炊
まずは、胡麻和えから。柿やナス、昆布じめした伊勢海老などがきれいに盛り付けられています。優しく繊細な味わいで、以降のお皿への期待が高まります。
続いては、茶碗蒸し。菊菜(春菊)の餡掛けで、中には白子を忍ばせてあり組み合わせが斬新。
旬のかますは、餅米とあわせて。きれいな脂でさっぱり目にいただけます。
子持ち鮎にはおつな仕事がなされていました。番茶で炊いてから、骨を抜いたものを甘露煮にしてあります。このノンストレスな鮎に、きゅうりをあわせて。
笑顔が素敵な大渡さんがみせてくれたのは、この日の松茸。こちらを焼いて鱧と一緒にいただきます。控えめにいって最高です。
先程の鮎の頭部分は骨酒にして。グラスワイン白もお供にいただきます。
お造りはタイ、カボスと塩わさびを添えて。ほどよい歯応えと香りでお代わりがほしくなります。
大好きなカワハギはネギ肝とともに。旨味が尋常ではありません。
水のみで炊いた、名物のかぶらのふろふき。白味噌をキャラメリゼして載せてくれます。
焼きものは、この日はマナガツオ。幽庵焼きで、おかゆをかけて提供いただきました。彩りもかねて、人参の甘酢づけも。
ここでうれしいサプライズ。日曜日で入手困難といわれていた、解禁直後のカニが。透き通るような身に驚かされます。
この立派な足をカニしゃぶにして。かぶらあんかけで上品に味わいます。
〆には、まずは炊き立てのにえばなご飯。シンプルですが美味しすぎます。
そして、至高のカニ雑炊です。気の済むまでこちらをおかわりして、心もお腹もいっぱいに。
カニ雑炊の合間には卵かけご飯まで。
しっかり甘味とお抹茶までいただいてご馳走様となりました。
大渡さんの温かい人柄がすてきな人気京和食
それぞれのお皿のやさしい味わいもさることながら、一番素晴らしかったのは大渡さんのお人柄でした。カウンター全員がリラックスして、旬の食材を味わえる雰囲気づくりはさすがの一言。
近場ではないのでまたすぐに、とは行けませんが、季節を変えて再訪したいお店となりました。
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