蕎楽亭(神楽坂 / そば)

江戸にはじまったと言われる蕎麦前(そばまえ)の文化。すばらしいです。みなさんは「蕎麦前」の意味を知っていますか?要するに、お蕎麦屋さんでメインの蕎麦を食べる前に飲むお酒のことです。

今回、出先でうかがったお蕎麦屋さんで最高の蕎麦前が楽しめました。

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神楽坂の人気そば店、蕎楽亭

夕方に神楽坂駅そばでの用をすませ、明るいうちから少し飲みながら食べられるお店を探してみました。その場でリサーチしてみると、駅近くに評判のお蕎麦屋さん「蕎楽亭」というお店があるではないですか。

さっそく歩いてお店に向かいます。程なくしてお店につくと、夕方の早い時間だったためか覚悟していた行列はありませんでした(帰りには行列ができていたので運が良かっただけかも)。風情のある引き戸から入店します。入り口右手の窓からはそばを挽く機会も見ることができ、期待が高まります。

神楽坂駅から歩いてすぐ

蕎麦前メニューが魅力的すぎて

メニューをみてまず目に飛び込んできたのは、圧倒的な量のおつまみの数々。特に馬刺し盛り合わせなんかは、おそば屋さんでオンメニューしているのを見るのは初めて。どれを頼もうか、どんな人でも優柔不断になってしまうほど。

おつまみのレパートリーがすごい

この日まず頼んだのは、「馬刺し盛り合わせ」。こちらの馬刺し、それはそれは本格的な鮮度バツグンな3品盛りでした。これは2品目以降のレベルも高そうだな、と思わされるスターターです。

馬刺し盛り合わせ

続いて、「穴子のにこごり」、「稚鮎の唐揚げ」、「天ぷら盛り合わせ」も注文。どの料理も提供スピードが早く、心地よく蕎麦前が楽しめます。天ぷらについては、エビ、野菜などが軽やかに仕上げられていて、あたかも専門店のようなクオリティです。

穴子のにこごり
稚鮎の唐揚げ
天ぷら盛り合わせ

もちろん日本酒メニューも充実

蕎麦前でもっとも飲まれるのはやはり日本酒。そのため、蕎楽亭でも日本酒メニューは充実していました。もちろん、ご主人が会津のご出身ということで当然ながら福島のお酒が多かったです。この日は「央」や「飛露喜」をいただきました。

食前酒のようにいただく肴とお酒。ここまでだけでも何だか”粋”な大人になれた気がしますよね。

メインの蕎麦は本格派

飲み終わる頃を見計らって、頼んでおいた主役・蕎麦が運ばれてきます。お昼をちゃんと食べられなかったので、珍しく大盛りを頼んでしまいました。大盛りであっても味わいが落ちることなく、そばの風味が感じられる王道の味です。

蕎麦好きの先輩に教わった食べ方でいただきました。この3段階で味わう方法はオススメです。次回お蕎麦屋さんに行かれた際にはお試しください。

  • まずはそのまま。風味や香り、食感が楽しめます。
  • 塩を少し。旨味がより引き出されます。かけすぎ注意ですが。
  • 最後にそばつゆで。味を変えていくラストはやはり「つゆ」で。
大盛りのそば

いつもはざるそばを頼むのですが、この日は鴨が気になったので鴨そばをいただきました。いいお店の鴨はやはりいいものです。選んで間違いない逸品でした。

鴨そばのつけ汁

期待通り、オススメできる本格蕎麦屋さんでした

行き当たりばったりに近い形でうかがった今回の蕎楽亭さん。食べログそば百名店、ミシュランビブグルマンの称号に恥じない、すばらしいお店でした。今回見ることのできなかったおつまみメニュー(このこ、たたみいわし、だしまき玉子など)も、ぜひ次回頼んでみたいものです。

石臼挽き手打 蕎楽亭

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