ブログ開設当初に紹介したお寿司の名店・りんだ。こちらの姉妹店として、近所の不動尊近くにオープンしたのがらんまる。当初はうどんをカジュアルに楽しむお店だったのが、りんだから派遣されるスタッフが出すお寿司の評価が爆発的にあがり今やうどんは出さない人気寿司店となりました。
開店当初は貸し切りなど気軽にさせていただいていたのが、今や予約困難店の仲間入り。大将に直接連絡の上、数ヶ月待っての再訪となりました。
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不動前駅から歩ける、閑静な立地に佇むお店
お店は不動前駅から歩いて10分かからない場所にあります。本丸のりんだからも近い距離にあって、目黒不動尊の門前にお店が佇んでいます。
夜の営業は、18時と20時半の2回転制。今回は前半の部だったので暖簾がかかるまでお店の前で待たせてもらいました。
時間ちょうどに店内に案内されL字型カウンターの角席へ。元うどん店なのでカウンターはやや高めの作りでいわゆる高級寿司店とは少し異なるつくり。
おまかせコースは本家に劣らない最高のクオリティ
若大将・島津さんご出身の新潟でも穫れる高級魚・のどぐろの握りからスタート。りんだとはまた違うイントロで展開が楽しみになりますよね。
そして、づけ。旨み、そして上品な酸味、最高です。
がりは赤酢を使うなど工夫をこらした2種。熱々の銀杏はいいおつまみに。
ここでお刺身。気仙沼の戻りガツオと襟裳岬のマツブ貝。2切れずつあるので醤油と塩それぞれで1切れずつ、じっくりと味わいます。
見事な包丁さばきを見ていると目の前にやってきたのは見事なアワビ。風味のいいワサビをつけていただくと幸せになれます。
愛知県産のうなぎ。ここでは播州一献の超辛をいただきました。
ここで秋を感じさせるお皿がきました。和食で出る八寸を思わせる飾り付けで魅せるのは、揚げたてのカキフライとあん肝。
トロは間違いない美味しさ。とろけてしまうような柔かさです。
真鯛の酒蒸しにオクラを添えて。お酒も進みます。
アジ。ビジュアルすら美しいですね。このあたりのいわゆる青魚の類は、りんだ系列のモダンな味付けが光るネタたちといっていいでしょう。
さらにサンマ。今年は不漁で高価かつ身が小さいということで家庭ではなかなか食べられない貴重なネタです。
りんだから引き継いだスペシャリテサイドメニューのごぼうをつまみつつ、小丼でいただいたのは味のばっちり決まったイクラ丼。
高級魚・シマアジ。そして、歯ざわりのいいイカ。
大分の天然車海老。見ただけで味の記憶まで蘇る至福のにぎりでした。
締め具合がツボにはまったコハダ。それから、大好きな赤貝。
いわし。その後は、海苔のパリッとを失わせないウニ盛り。
終盤の主役のひとつ、穴子はタレか塩で。どっちも好きで選べないと悩んでいたところ、気を利かせてハーフ&ハーフにしてもらえました。ほんとうに甲乙つけがたいタレvs.塩。
最後のお酒は五橋の純米ひやおろし。お椀もきてほっこりしていきます。
4種の巻物。新しいプレゼンテーション、信号機のように横並びできました。干瓢など複数の巻物を少しずつ楽しめるので女性もうれしいのではないでしょうか。
白いか。そして、北寄貝。どちらも追加してよかったと思わせる品。
最後は同行者たっての希望で、どかんとらんまる巻き。りんだのりんだ巻同様、太巻きにウニ、いくらをこれでもかと乗せた原価率度外視の逸品です。
成長の止まらない今後も楽しみなお店
少し期間をあけての再訪となりましたが、以前よりさらに高いクオリティのお寿司さんへと進化されていました。味はもちろんボリューム的にも大満足。
口コミでその評価がうなぎのぼりとなり、価格も開店当初より上げて本家りんだと同額となってしまったものの相変わらずの盛況っぷりでした。笑顔あふれる若大将のさらなる成長が期待できる人気店。今後もほんとうに楽しみですね。