肉好きならその名を知らぬものはいない、といっていいでしょう。焼肉の最高峰・SATOブリアン。オーナーの佐藤さんが自ら作り上げた仕入れルートで、一番いい状態の九州産和牛を安定供給してくれます。
お店は阿佐ヶ谷駅から歩いてすぐ。この駅周りに多店舗展開されているSATOブリアングループは、阿佐ヶ谷の街を盛り上げている筆頭といってよいでしょう。

まずはビールで乾杯しながらお通し。キムチの辛さはそれほどでもなく、万人受けする味です。ご飯なしでお酒にも十分あういい辛味でしょう。
- 野菜キムチとカクテキ
- サラダ
3品目は名物のビーフシチュー。最高のヒレ肉ばかりつかっているお店のじっくり煮込んだシチュー。美味しくないはずがありません。割とコクのあるお味ですが、ポーションが小さいのでお肉前に胃をほっこりさせる役割。
このあたりで飲み物は赤ワインにシフト。この日は6人席での訪問だったので、ボトルワインをお願いしました。まずは軽めのニュージーランドのマチュア(ピノ・ノワール、4,500円)をいただきます。
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いよいよ圧巻の肉たちがお目見え
この日は6種のお肉がでてくるコース。一番上のコースに比べると、量的にもちょうどいいので女性がいるグループにもオススメです。
まず塩もので、鹿児島県から仕入れたというタンとハラミ。すごい厚みで、きれいな盛り付け。見た目でもう圧巻されます。

SATOブリアンの系列店では、すべてのお肉を、店員さんが説明してくれた後、ていねいに焼き上げてくれます。
厚みのある貴重なお肉ばかりなので、自分で焼いて失敗するわけにはいきません。だからこそ、普通の焼肉屋さん以上にうれしさを感じさせてくれる、フルアテンドサービスなんです。
まずはタンをミディアムレアな感じで火入れ。1人2切れにしてもらい、それぞれ特製スパイスとからし醤油につけていただきます。しかし、SATOブリアンのスパイスはすばらしいです。初回の方はみなさん唸る美味しさ。
つづいてはハラミ。こちらも焼いてもらって1人2切れずつ。今度はスパイス、にんにくたまり醤油で1切れずつ楽しみます。抜群の美味しさ。
3部位目はカイノミ。バラ肉の一部でヒレに近い場所。赤身の上品さがありながら、バランスのいい旨味を感じさせてくれる最高の部位のひとつです。
カイノミ1口目はまず通常のカットで、安定の旨味、後味のよさを確認します。
その間に店員さんは塊肉のカイノミを焼き始めます。一度火入れした後はホイルに巻いて休ませ、時間を置いてから表面をカリッと焼き上げます。ちょっとワイルドな感じになり、塩やマスタードで豪快にいただきます。
後半戦は、お目当てのシャトーブリアン祭となります。牛一頭から数kgしかとれないという本当の希少部位。焼かれる前から美味しいことを主張してくる出で立ち、キレイなサシが入っています。
まずは、ヒレすき。すき焼きスタイルで味わいますので、特製の割り下ダレも加熱していきます。焼きあがったヒレを白飯にオン、上からタレと卵黄をかけることで完成です。至福のひとときが訪れます。
さらにシャトーブリアンの塊肉が運ばれてきます。こちらは名物・ブリ飯となっていきます。
特製のタレにバターを入れ加熱、これをつけながら丁寧に塊肉を焼いていきます。こうして焼けたシャトーブリアンをご飯にのせ、さらにバフンウニを乗せます。旨味が何重にもなって感じられる大好きなメニューのひとつ。
絶え間ないシャトーブリアンメドレーの最後は、もうひとつの名物・ブリカツ。中身はレアにたもたれたカツが、大阪「ル・シュクレ・クール」のパンに挟まれています。カツ単体としても史上最高の美味しさ、そしてそれを邪魔しないどころか高めてくれる名店のパン。これこそがカツサンドの王様でしょう。

合間にでてくる、箸休めは福岡・糸島産のキュウリ。
そして、〆にはちょうどいいサイズの冷麺。そして、アイスがついてきました。
現代焼肉の最高峰、阿佐ヶ谷にあり
何度言っても最高のひとことしかでてこないSATOブリ。今回ももちろん大満足でした。まだ行かれたことのない方には全力でおすすめしたいお店です。