巷のグルメ情報ではあまり話題に上がらない五反田エリア。しかしながら、予約のとれなさすぎる超超名店があります。
その名も「食堂とだか」さん。孤独のグルメが取り上げたこともあって、今では人気爆発。予約は2011年夏までいっぱい、予約困難の極みにあるお店です。
こちらとだかさんを貸し切っての渡部さんを囲む会があったのですが、たまたま当日キャンセルが出たということでお誘いいただきました。ご縁に感謝しつつ、長年憧れていた未踏のお店に初訪問となりました。
築45年を超える歴史があるという五反田駅から徒歩数分の雑居ビルにお店はあります。通称五反田ビルと呼ばれる、リバーライトビルにたどり着くと、とだかさんの看板を発見します。

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オリジナルドリンクも楽しい
まずはビールで乾杯。
その後は、とだかハイボール、モスコミュールなどをいただきました。とだかハイボールはレモンの生おろしが入っていてサッパリとした味わい。
乾杯の生
とだかハイボール
せまい厨房で作られる珠玉のコース料理
アラカルトでの注文もできるとだかさんですが、この日は渡部サロンオフ会の特別コース一本。一斉スタートでテンポよく料理をだしていただきました。
① 岩手県産のウニ・オン・ザ・煮玉子
食堂とだかのスペシャリテであり、店員さんのTシャツロゴにもなっているこちら。スプーンの上にのった卵、ウニ、イクラを一口で頬張ります。間違いない美味しさ。これはこの後の料理にも期待が持てます。

② 本マグロのカマトロお寿司
とだかのTなんですとふざけながら敷いてくれた海苔の上には極上のマグロのカマトロがのせてあります。そこに一品目で余ったイクラを乗せてから、セルフで巻き寿司にしてパクリ。うまいうまいと唸りながら一同食べていきます。

③ トウモロコシ豆腐と毛ガニのお椀
つづいて温かいお椀。とにかく具が大きい。ロールキャベツのような出で立ちの毛ガニ、トマト、厚揚げのような豆腐がそれぞれいい味だしてます。

ここで三点盛り。
④ カツオのフライ、いぶりがっこタルタルを添えて
表面だけサクッと仕上げたカツオ、身はレアです。これに自家製いぶりがっこタルタルがよくあいます。
⑤ 子持ち昆布フライ
かつお節てんこ盛り、歯ごたえのよい子持ち昆布。
⑥ シャインマスカットの白和え
お口直しに、とシャインマスカット。白和えってところが憎いですよね。

⑦ 琵琶湖産鮎のフリット
入店時に気づいた元気に泳ぐ鮎たち。彼らをそのまま揚げてつくったのがこの一皿。とうもろこしのかき揚げとともに、鮎ソースでいただきます。
余った鮎ソースにはパスタをイン。旨味をしっかり味わい尽くす演出です。


⑧ 真フグの白子、麻婆茄子
揚げナスを器にして、中にマイルドな辛味の麻婆豆腐、そして白子が入っています。食べごたえのある一品ですが、さらにご飯を入れることで箸が進みます。

⑨ 甘納豆チーズタワー
こちらもスペシャリテのひとつ。模型のタワーに張り合うようにこんもり盛られた甘納豆のタワーが運ばれてきました。
なんの変哲もない市販のリッツに、この甘納豆をのせていただきます。甘みと塩っ気がいいバランス。

⑩ 冷やし中華
〆の主役はこちら。季節を感じさせる冷やし中華ですが、さすがのとだか流。ソースにはあん肝をつかって、アメーラトマト、卵黄、鴨肉が添えられている斬新さ。ゴマダレは一切使っていないのに胡麻のニュアンスも感じさせてくれます。

⑪ カレー
最後に余裕がある人限定でカレーも。これだけの食材を使うお店なので、やはりカレーも盤石の美味しさ。お腹の都合で極小皿でいただきました。
なんとこちらのカレーはお持ち帰りもできます。ちなみに、お持ち帰り単独であれば予約なしの当日注文でも受けてくれるそうです。

⑫ ぶどう大福
デザートは出来たて包みたての大福。サイズはかなり大きいのですが、あっさりとしたこし餡に包まれたブドウの酸味がきいて完食してしまいました。


再訪したいがいつになるやら
今回奇跡的な巡りあわせでうかがうことができた食堂とだかさん。予想を上回る美味しさ、ホスピタリティですっかり虜になってしまいました。そしてとにかく満腹になりますね。
普段のコースなら飲んだ食べて7,000円なので予約がとれないのに納得です。
記念に渡部さん、戸高さんとみんなで記念撮影をしてお開き。いつか再訪できたらいいなぁと思いながら、満腹で家路につきました。

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