先日神戸にいく機会があったので、現地最後の夜の目的地にバーを選択しました。出張先のバー開拓も楽しいものですので。
いくつかのお店をWebでリサーチしていると気になるお店をみつけました。人気カクテル、ソルクバーノ発祥のお店が三ノ宮にあるというのです。
このフレーズに惹かれて、三ノ宮にあるオーセンティックバー「サヴォイ北野坂」さんにうかがってきました。
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雑居ビルの4階にある大人の隠れ家
目的のお店は雑居ビルの中にありました。エレベーターで4階まであがると目の前にバー入り口のしっかりとしたドアがあります。
店内は奥行きのある構造で、10人弱が並んで座れるカウンターとボックス席2つという店内です。2~3人で来られているお客さんが大多数で、皆さんゆっくりとした時間を過ごされていました。
カウンター後ろのバックバーにはいいセンスのお酒が整然と並べられています。オーセンティックバーならではの景色ですよね。

ちなみに、SAVOYというお店の名前は、イギリス・ロンドンの有名バーテンダーによるカクテルブックにちなんだものだとか。もともとは小林省山さんが作られたBAR SAVOY。こちらで長年勤めていた木村さんが出店されたのがこちらSAVOY KITANOZAKAというわけです。
お通しには乾き盛りが。何種類か、少量ずつのナッツやおかきが楽しめます。

発祥の地で味わう、元祖ソルクバーノ
普段はジントニックなどから注文する自分なのですが、このお店にきたらやはり1杯目からソルクバーノをお願いしたいものです。
今では定番カクテルのひとつとなっているソルクバーノですが、マスターの木村さんが考案し、1980年第1回トロピカルカクテルコンテストで優勝されたカクテルなんです。
注文が通ると最年長のマスターがおもむろに作り始めてくれました。考案者につくっていただけるなんて光栄の極みです。
氷を入れたゴブレットにホワイトラム・バカルディ、グレープフルーツジュースとトニックウォーターを入れ軽くステアしていきます。グレープフルーツの輪切りで蓋をして、ストローとミントの葉を飾り完成となります。

ソルクバーノの全貌です。本家はデコレーションも素敵なんですね。

キューバの太陽という意味を持つこのカクテルはサッパリとした味わいで夏にぴったりです。トニックの清涼感もあいまって、度数の割に非常に軽い飲み口。
以前お店の周年パーティーでソルクバーノを振る舞う木村さんの動画はこちら。
定番のカクテルもやはり美味しい
ラストオーダーの時間となったので、〆にギムレットを注文させてもらいました。こちらがソルクバーノを飲み終わるタイミングを待って作ってくれました。

シェイカーから注がれるギムレット。表面張力がいっぱいに効いた液面でピタッと決まりました。まさに熟練の業。もちろん味も素晴らしいものでした。

素敵な出会いもあり、いい夜に
たまたまお隣になったマダムは、以前紹介したBar Landscape.の常連さんでした。さらに、Landscape.の松尾さんもSAVOY木村マスターと交流があると伺いました。世の中狭いものですね。
出先でふらりと入ったバーで素敵な出会いがあり、本家・伝統のソルクバーノも堪能できました。思いがけずいい夜になり、気持ちよく一日を終えることができました。
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