旅行先で奮発した記念のワイン、なにかのお祝いでいただいたちょっと高級なワイン。何本かお家に保管されている方も少なくないと思います。
こういったワインはそれに見合ったグラスでより美味しく飲みたいもの。先日(すこし背伸びして)本格的なワイングラスを買ってみましたので紹介します。
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三ツ星レストランでも使われているワイングラス Zalto Denk’Art
ワイングラスといえばリーデルが有名ですが、レストランでそれに次ぐ使用頻度、高い評判となっているのが Zalto(ザルト)というグラスメーカーです。
オーストリアのワイン司祭、Hans Denk神父が “味と香りのバランスを最高に整え引き立たせること” を目標に開発したものです。そのため、司祭の名を冠したDenk’Artというブランド名になっています。
ボウルデザインには、古代ローマより使われているという地球自転の角度(24° 48° 72°)を採用しています(正直この角度の効果のほどはわかりませんが)。
また、Zaltoは ドイツのワインマガジン「STERN」主催のグラスコンペティションで、香り、口当たり、味わいの全部門で優勝した実力派グラスでもあります。ちなみに、このときの2位はツヴィーゼル、3位はロブマイヤー。いずれも有名グラスメーカーですね。
思い切ってユニバーサルを買ってみた
代表的なグラスとして、以下の3種があげられます。
- シャンパーニュ
- ユニバーサル
- ボルドー
いずれもお値段は税別7,500円程度。
仲良くさせていただいているソムリエさんに協力していただいて、ユニバーサルを買ってみました。まず箱をもってみてびっくり、驚きの軽さです。
開け口はすこし独特で、横から差し込まれた部分を抜いて開いていくような構造です。特に難しいことはないでしょう。
ちょっとしたパンフレットが入っている以外は、本体グラスのみ。
すべてハンドメイドだからなせる造形美
非常に軽くて薄いことが特長のZaltoのワイングラスは、全て熟練の職人によるハンドメイド。一脚づつ「口吹き製作」のみで創り出されています。
実際手にとってみると、おどろくほど軽く、ステムはとても細いつくりです。継ぎ目のないハンドメイドの美しさはみているだけで幸せになれます。
透明度も高いです。鉛を一切使用しないカリ・クリスタル製造方法なので、使い込んでいっても曇りがつきにくいのも特徴だとか。
極限まで薄く仕上げられた薄はりグラスなのがすばらしいですね。
その薄さゆえ、使用後に洗うときには若干のこわさはありますが、強度は十分あります。なんと食器洗浄機でも洗える強さを兼ね備えています。
お家のワインがお値段以上の味わいに
試しに赤ワイン(トルチコーダ、プリミティーヴォ100%)を注いでみました。
香りがいつも以上によく感じられます。そして、凝縮された果実感がコクのある味わいへと高められている印象。そもそも気に入っているコスパ抜群のワインがさらに引き立てられます。
ためしに一脚買うとお家ワインが変わる
まさにワインラバーのための「神のグラス」ザルト。世界中の著名なソムリエやワイン通が絶賛するのも納得のすばらしいグラスでした。
けっして安い買い物ではありませんが、1回買えば長くつかえる本格ワイングラス。お高いワインはもちろん、デイリーワインでもその香り、味がより豊かになりますので、日々が豊かになりそうですね。