木製バットを使ってみよう【打撃向上】

最近は食べ歩きネタが続いていましたので、今日は野球の話題を少し。

野球を長くつづけている中で、道具にこだわり大切にするようになりました。惜しまれつつも引退したイチロー選手も、道具をとても大切にすることで有名でしたよね。このブログでは、野球道具の話もちょこちょこしていきたいと思います。

今回は野球道具の代表、バットについてのお話です。大きくわけて、金属バットと木製バットがあります。2つの違いについてまとめてみました。

アマチュア、特に軟式野球では木製を使う人は少なく、金属バットが主流です。そのため、みなさんが目にしたことがあるバットの多くは金属製のものばかりでしょう。木製というとサインバットくらいかもしれません。

一方、社会人野球やプロ野球ではその超人的な技術・体力から金属バットを使ったらホームランだらけになってしまう懸念があるため、木製バットの使用が義務づけられています。

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金属バットから複合バットの時代へ

そもそもアマチュア野球、学生野球に金属バットが普及した理由はそのあつかいやすさと耐久性にあります。ミートしやすく打球が飛びやすい、そして無理な力が加わっても折れないので、アマチュア野球では金属バットが好まれるのです。

以下、金属バットの利点を挙げてみます。

  • バットのどこに当たってもよく飛ぶ(ドアスイングでも打てる)
  • 重さの割に飛距離が出やすい
  • じょうぶで折れない、長く使えて経済的(金属疲労はしていきますが)

また、最近ではミズノのビヨンドマックスをはじめ、飛距離に優れた複合バットが次々と発売されています。これらバットは4~5万円ほどする高価なバットですが、今まで軟式野球では考えられなかったような強い打球を打つことができます。もはや打球速度はお金で買う時代なのかもしれません。

木製バットも捨てたもんじゃない

よく甲子園で大活躍した選手がプロ入りして打てなくなり、「木製バットへの対応に苦しんでいる」みたいな記事がでたりします。つまり、木製バットの扱いはとても難しいわけです。そして、下手な場所で無理に打つと、たったの一度で折れてしまうリスクがあります。でも、捨てたもんじゃないんです。

そんな木製バットの特徴を挙げてみます。

  • 正しいスイングで、正しい位置に当たらないとしっかり飛ばない
  • 下手に打つとすぐに折れてしまう
  • 雨にぬれると変形したり腐ったりしてしまう
  • きれいに打てているのか、打球に正直に表れる(調子・技術がわかる)
  • アオダモ、ホワイトアッシュ、メイプルなど材質ごとに質感が違う

学生時代からの習慣で、今でも時間をつくってはバッティングセンターに行くようにしています。その際、備えつけのいまいちな金属バットではなく、自前の木製バットを持ち込んで打つようにしています。こうすることでスイングやミートのずれを自分自身で感じることができるからです。木製での打撃練習は本当にオススメなんです。

ちなみに、バッティングセンターのボールは耐久性を高めるため、本来の軟式ボールより硬いので注意が必要です。木製では、つまって捉えたときに無理にこねれば一発で折れてしまいます。

備えつけの金属バット

こんな使い方をしていると大切に使っていてもやがてヒビが入り割れてきてしまいます。そうなると買い替えざるを得ません。

今回新たに買ったのはミズノ・銀次モデル。長さ・重さ・グリップ形状で選んで通販で購入しましたが、色や表面の仕上げもいいですね。今日からはこれで打ち込みます。年をとっても打撃力は色あせないと信じて。

銀次モデルのメイプル

そういうわけで、学生野球を頑張っている子どもたちには練習では金属バットだけでなく木製バットも使って練習してもらいたいなと思います。そして、草野球を楽しむ大人であっても、日々の打撃の調子を見極めたい方やこれからも技術を上げていきたい気持ちがあるなら木製バット、非常にオススメです。

大事な試合では高性能バットをつかいましょう(私見)

最後に。
ここまで木製バットで技術向上!とオススメしてきました。それでもやはり、大事な試合では性能のよい複合バットの使用をオススメします。結果を出さないといけない場面でストイックに木製バットを使って凡打を続けていたらどう思われるでしょうか。チームメイトは納得できるのでしょうか。大事な場面ではぜひ木製バットで磨いたバットコントロールで豪快な当たりを放ちたいものです。

タイカップ型のグリップを愛用しています
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