先日、お誘いいただき京都への遠征をきめてきました。約束のディナーまでだいぶ時間があったので早いランチタイムにどこに行こうかと周辺のお店をリサーチしてみました。名だたるレストランなどは当日もちろん厳しいのですが、少しでも入れるところをねらって電話をかけてみると、鮨まつもとさんが快く迎え入れてくれるというではありませんか。
喜んで祇園にあるお店に向かいます。国内外からの観光客で賑わう四条通から少し入った界隈にいい雰囲気の店構え。
お店に入るとほぼほぼ満席。ほんとに運良く入れたようです。ランチタイムは13貫、17貫の握りのみコース、もしくはつまみから始まるフルコースがあるということでした。もれなくお店の実力を感じたいと思い、迷わずつまみからコースをお願いしました。
ランチタイムでもフルコースで楽しめる「つまみから」コース
休日のお昼だったのでまずはビールで乾杯。黒ラベルの小瓶です。好きな銘柄なのでテンションがあがります。
お通しは能登産の岩もずく。さっぱりと、歯ごたえも上品にコースが始まります。
つづいてはお刺身3品盛り。ホッキ貝のしゃぶしゃぶ、明石産のさわら、そして四日寝かせたという明石の甘鯛、というラインナップ。わさびの他に、木の芽、塩昆布がトッピング用についてきます。甘鯛、さわらと塩昆布の組み合わせははじめてでしたがバチッとはまる好相性でした。
二皿目は、サバと三陸産の戻りガツオ。カツオは藁でスモークしたのか香りがきいていました。
おつまみ最後は、あん肝。わさび塩が2個、たれ山椒が2個と味の違いを楽しめる構成。思わず冷酒を頼んでしまいました。
予想以上に江戸前の仕事を感じるつまみが続きリラックスしてきたところで握りに入ります。
まずは、明石産の平目を昆布締めで。そして歯ざわりのよいスミイカ。
コハダ。大間のマグロとつづきます。赤身部分はほぐして食べやすいように。
マグロもう一つ、とトロの部分。そして、出るとは思わなかった煮ハマグリ。
大好きな車海老に続くのは、ブリのあぶりづけ。
軍艦2貫は、北海道の塩水ウニとイクラ。
最後は穴子。これに定番の卵焼きと干瓢巻がでてフィニッシュ。
どうぞゆっくりやってくださいと言われ、お茶をすすりながら随分まったりしてしまいました。
祇園で味わうホスピタリティに優れる江戸前寿司
当日直前の電話にも関わらず運良く空いていた一席に飛び込めました。お会計も東京からすれば良心的なものでした。
人気店ではありますが、少人数であれば直前でも入れることがある様子。京都のお寿司とは違いますが、たまには出先で江戸前の仕事を感じながらゆっくりするのもいいものです。大将は、あの新橋しみづさんのご出身ということなので何の不安もなく身を委ねられるのではないでしょうか。
なお、お店は八坂神社そばなので、食後は運動をかねて参拝に向かうのもいいかもしれません。
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