学生時代いちばん通ったお店が、五郎。このお店のあまりにも美味しい酒と肴が今の自分の価値観をつくってくれたと思います。当時、ここでバイトさせてもらえないかと真剣に悩んだのもいい思い出です(結局は塾の講師をして、稼いだお金のほとんどを五郎で使うという日々でした)。
めずらしく仕事で新潟にいくことができたので、数年ぶりの再訪です。一番通っていたのは古町店なのですが、今回は万代店への再訪です。学生時代お世話になったスタッフさんが唯一残られているのがこちらであったためです。気持ちいい夜風を浴びながら、新潟駅からゆっくり歩いて到着となりました。
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今や新潟市内の飲食のトップリーダーとなった五郎グループ
医学生だったころ、先輩に連れて行っていただいたのが五郎との出会いでした。あまりにも美味しいお酒と料理、それがチェーン店とあまり変わらない値段で提供されることに衝撃を覚えました。
小新にある五郎が本店で、古町、万代と展開されてきましたが、この2店舗を経営する和田社長がすばらしい経営をされています。今や市内の人気店リストの上位をほぼ独占するようなグループになっています。
懐かしの安野さんとも再開、そして乾杯
賑わう店内を進むと厨房奥から懐かしの顔がのぞきました。安野さんとは5年以上ぶりの再会です。ノスタルジックな気分にひたりつつ、乾杯となります。
懐かしのメニューを見て、新潟食材をふんだんにつかった料理を選んでいきます。
まず外せないのは、「おまかせお造り(1人前1,280円)」。7種の刺し身が乗った舟盛りがでてきました!都内では考えられない鮮度、抜群の美味しさです。相変わらず各切り身の厚さもすごい。
そして、「のど黒塩焼き」。豪快な姿焼きで、良質な脂と旨味が楽しめます。高級店ではいくらするのか心配になるサイズです。さらに、「名物・海たまごの串揚げ(190円)」。格安で本格的な串揚げまで出てきます。
昨日紹介した「栃尾の油揚げ(680円)」。そして、懐かしの一皿、「明太子チキンソテー(980円)」。鶏に明太子と梅肉をはさんだ一品で、見た目以上に美味しいんです。
サイドメニューとして、「梅わさび(380円)」や地の魚「ふなべたの骨せんべい(380円)」などの脇役も。旨味があって、お酒に合うものばかりです。本当に近所でも提供してほしいメニューの数々。
もちろん日本酒はばつぐんの品揃え、そして苦手な人には雪見酒を
五郎では、県内の日本酒をかなりの種類そろえてあります。オリジナルの五郎酒は一合480円、その他のお酒も安めの価格設定で楽しめます。チェイサーのお水を飲みつつ、色々な蔵の味を試せます。
日本酒の苦手な人にオススメしたいのは「雪見酒」。グレープフルーツで割った日本酒をフチに砂糖をまぶしたグラスでいただきます。
ビール派には通常のものに加えて、エチゴビール各種も用意されています。特に生で提供される「オールウェイズ・ア・ヴィット(580円)」は、飲みやすいホワイトエールなので乾杯に最適。
〆はやっぱり五郎飯
五郎の〆といえば、やはり「五郎飯(580円)」。鮭・すじこ・明太子・納豆・塩辛・玉子とご飯にあう具材がてんこ盛りの丼です。この日は2軒目が控えていたので、一杯をシェアしてご馳走様となりました。
これでも物足りない食いしん坊には、「大五郎飯」もオススメ。五郎飯の大盛りに、ぶつ切り刺し身と山芋まで乗っかってきます。
やっぱり五郎はすごかった
今回晴れて懐かしの五郎に再訪が叶いました。こちらの過剰な期待を裏切らない素晴らしいパフォーマンスで、またすぐにでもリピートしたくなる名店です。