上野・御徒町エリアには、前回紹介したデリーを筆頭にカレーの名店が数多くあります。時間をつくってはこれらの専門店をめぐっているので少しずつ紹介していきましょう。
今回紹介するお店は「アーンドラ・キッチン」さん。御徒町駅から歩いていける南インド料理のお店です。
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御徒町エリアで楽しむ南インド料理
こちらは食べログ100名店にも選ばれている有名店なので、ランチタイムはわりと賑わっています。割と早めの時間にうかがいましたが、すでに店内は満席。
とくに待つための席などはないのですが、店内レジの横あたりに立って順番を待つことになります。ただ激辛カレーがあるわけでもなく回転は悪くないので、およそ10分ほどで着席となります。
ランチメニューはこちら。
お得に日替わりカリーを複数楽しめるセットが2つ。カレー2種ならAランチ(790円)、3種ならBランチ(1,090円)となります。
変わり種はランチ・ドーサ・セット(1,190円)。こちらはポテトカレーを包んだ米粉クレープであるドーサが楽しめる一皿となります。
人気メニューは、ランチ・ミールス(1,290円)。日替わりカリー3種に加えて、サンバル、ラッサム、ポリヤルのお皿がつきます。それをバスマティライス、チャパティ、ピクルス、パパドと合わせながらいただくスタイル。
一番豪華なのはタンドゥーリ・セット(1,390円)。カリー1種に加え、タンドーリチキン、ガーリックチキン、シークカバブと肉料理3種が味わえます。
今回はお店の真髄を体感するべく、迷うことなくランチ・ミールスを注文します。
食べごたえのあるチャパティ、軽い食感のパパド、そして底にしかれたバスマティライスという中央の構成。周囲をサンバル、ラッサム、ポリヤル、そして3種のカレーが飾っています。
- マトンカリー…スパイスのしっかりきいた辛めのカレー。マトン特有の香りは控えめに感じます。
- チキンカリー…やや酸味がありつつも、よく煮込まれた鶏の旨味もしっかり感じます。
- 豆と人参など野菜のカリー…比較的マイルドな味で小休憩にもなります。
- ピクルス…しれっと一切れ置いてあるのですが、すごい酸味。少しずつたべるべき。
- サンバル…豆と野菜のカレー。豆の食感、甘味が感じられる。辛味はやさしめ。
- ラッサム…タマリンドと胡椒でつくられた酸味が強いスープ。ガブガブ飲む味ではないので、おかわりする人は少ない気がします。
- ポリヤル…バター風味の野菜の炒め煮。ホクホクとまろやか、食べごたえがあります。
- チャパティ…全粒粉の薄焼きパン。脂っ気もわりとあり単体でも存在感のある味わいです。
- パパド…超薄焼きのパリパリの煎餅。粉々にしてライス、カリーと混ぜ合わせると良いアクセントになります。
- バスマティライス…はじめて食べるかもしれないお米。サラサラのカレーとの相性がバツグンで、軽いので食べ疲れしません。
嬉しいことに、バスマティライス、サンバル、ラッサムはおかわり自由です。
バスマティライスにいたっては「これで足ります?」といきなり追加で盛ってしまうというホスピタリティ。このライスを消費するべく、結局サンバルもおかわりする羽目になりました。まぁ美味しいので全く問題ないのですが。
普及している北インド料理とは一線を隠すユニークな世界観
最後はセットのラッシーで癒やされ、ごちそうさまとなります。
お会計はレジで済ませながら、置いてあるフェンネルシードやソーンフでお口直しができます。
いわゆるスパイスの効いたカレーをナンや普通のライスで楽しむお店も大好きですが、バスマティライスに合わせるアーンドラ・キッチンはリピートしたくなるユニークな世界観。足をのばして一度は試してもらう価値があるお店です。
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