今回うかがったのは、ランチのみの営業でありながら全国に名を馳せるカレー屋さん。その名もカレーライス ディランさん。
オフィスなどが多く立ちならぶ御茶ノ水エリアということで界隈には飲食店も多く、どこもランチでの集客がかなりある様子です。その中でディランの看板はさりげなくシンプルに掲げてあるだけ。店舗にいたる階段入口にも立て看板を出すのですが、そちらにいたっては営業時間内のみという奥ゆかしさです。

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開店とともに満席となる人気店
開店時間まもなくとなると店主さんが階下に看板を出しにこられます。それにともなって開店のはこびに。

階段をのぼって右手にある入り口ドアを開けると木製カウンター席が見えます。開店をねらって集まってきた人でまたたく間に満席となりました。以降こられたお客さんたちは順次店外の階段に並ぶことになるようです。
本日のランチというメニューによると、この日のカレーラインナップは以下の通り。どれも単品で頼めば880円という、リーズナブルなお値段のカレーライス。
- チキン
- チキンキーマ(玉子と小松菜入り)
- ウラド豆とナス
まずはイネディット(680円)をいただきながら、カレーの到着を待ちます。
こちらのイネディット、なんと伝説のレストラン・スペインのエルブジのシェフが開発した高級ビールなんです。ヴァイツェンなどを思わせる小麦の上品な香りがします。特に合わないという料理はない万人受けする味でした。

卓上には自家製ピクルスもありました。人参を主体とした酢のきつくない、食べごたえのちょうどいいピクルスです。

ハーフ&ハーフで楽しめるカレーは初体験となる優しい味わい
10分ほど待つと、口数の少ない店主さんがカレーを運んできてくれました。
チキンとチキンキーマ(980円)。
チキンカレーはごろっとした鶏もも肉がいくつも入っていて迫力満点。非の打ち所がないカレーで、この日食べた3種では一番おいしいと思いました。チキンカレー単体でご飯大盛りという常連さんが隣にいたのも至極納得。
キーマの方は想定していたキーマの見た目ではありません。炒り卵、鶏粗挽き肉をつかったお料理のような出で立ちです。味は薄めといっていいでしょう。小松菜の食感を少し感じつつ、食べ進めるとほのかにスパイシーさが残る程度です。
ライス脇にはキャベツも添えられていますが、こちらにも特に強い味付けはありませんでした。
ちなみにライスの大盛りは無料でできます。腹減りの男性陣はぜひ。ただし、意外と見た目以上のボリューム感があるのでご注意ください。

こちらはチキンカレーに、この日のメニューであるウラド豆とナスを組み合わせたハーフ&ハーフ(980円)。豆とナスのそれぞれの食感にスパイスの効いたルーも良くあっています。

はじめて聞く名前のウラド豆ですが、南インド料理では欠かせないものでケツルアズキの挽き割りなんだとか。ベジタリアンも多いインドでは貴重なタンパク源となる豆のひとつですね。調べてみると様々な調理につかえる様子。
唯一無二のやさしいカレーライスを食べに御茶ノ水に行こう
評判をききつけて限られた営業時間内に訪問することができましたディランさん。味わってみると本当に唯一無二のやさしいカレーライス。日本人の味覚にあう創作カレーといっていいのではないでしょうか。
味はもちろんコスパも抜群のお店なので、ぜひ一度体験してみてくださいね。
なお売り切れ御免、とくにチキンキーマから売り切れていくようなので行くなら開店狙いを推奨いたします。
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