何にも代えがたい旨味があり、老若男女問わずみんなに愛されるチーズ。今回、世界No.1がんセンターであるMDアンダーソンからチーズについての最新情報が発信されたのでシェアさせていただきます。
How to fit cheese into your healthy diet and stay guilt free
http://bit.ly/2IcHCBB
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チーズの功罪?、美味しさの代償は脂肪酸と塩分
実は一切れのチーズには、LDL(悪玉)コレステロールを増やす飽和脂肪酸が1日摂取量の50%、塩分も1日摂取量の25%も含まれています。何も気にせずチーズを大量摂取すると、がんや心疾患のリスクとなるわけです。
低脂肪チーズも最近は目にしますが、この類はたいてい美味しくない上、味を補うために塩分・糖分・化学調味料などが加えられていることが多いためオススメできません。
ナチュラルチーズがオススメ!
プロセスチーズには加工の過程で乳化剤(リン酸塩)などの添加物が加えられます。健康のことを考えるのであれば、添加物の少ない、タンパク質やカルシウムなどの栄養価に富むナチュラルチーズがいいでしょう。
柔らかいナチュラルチーズでは、塩分を控えたいならリコッタ、モッツァレラ、カッテージチーズがいいでしょう。ヤギや羊のチーズ(フェタなど)は低脂肪なのがいいですね。
また、ハード系ではチェダー、スイス、パルメザンなどがいいでしょう。塩分は少し多めですが、低脂肪だし少量でも満足感が得られやすいためです。以下に代表的なチーズの特徴をあげてみます。
① チェダーチーズ: 美味しい、だけど塩分控えめ、カルシウム豊富。
② ブルーチーズ: お酒には抜群の相性だが、塩分が多く要注意。カルシウム量は低く、タンパク質はそこそこ。
③ クリームチーズ: 推奨摂取量をたやすく上回る飽和脂肪酸が入っていて、塩分も多く含む。
④ リコッタチーズ: 塩分控えめで、カルシウムとタンパク量が多い。ダイエットにもオススメのヘルシーチーズ。
⑤ パルメザンチーズ: 豊富なカルシウムとタンパク質がとれる。低脂肪でもあるが、やや高価。
⑥ アメリカンチーズ: プロセスチーズの欠点を持ち、塩分過多。カルシウムとタンパク質は少ない。
チーズの適切な量は?
身体にいいチーズでも食べ過ぎればカロリーオーバーになります。特にビュッフェやバイキングで大皿にチーズが盛られている場合は要注意!摂りすぎは肥満につながり、肥満が引き金となる様々ながん(大腸がん、乳がんなど)のリスクにもさらされます。
適切な摂取量の目安としては、ハードチーズなら2.5cm四方の1スライスくらい、ソフトチーズなら1/2~1カップ以下を1日1回となるでしょう。もちろん脂肪含有量や個人個人の栄養量目安が違うので一概には言えませんが。
程よい量を守れば身体にいいことだらけ、美味しいチーズを楽しみましょう!
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