渡部さんのサロンをきっかけにしばしばお邪魔する関係となった門前仲町・ナイスアイディアさん。オーナーの船水さんは次々とオリジナリティあふれる料理を振る舞ってくれる御仁です。辰巳新道の並びには、2店舗目である和イン御ハンも開かれていて、こちらも常連さんで賑わうお店。
そんな船水さんが今回しかけるのは、新橋にオープンした3店舗目・ナイスアイドル。久々の投稿となりますが、早速こちらにうかがってきましたのでレポートしてみます。
ナイスアイディア船水さんの仕掛ける第三のお店
お店はオーナーと仲良しのモンゴリアン・チャイニーズ BAOさんのある界隈。すでに載っている食べログのマップを頼りに歩いていくとそれらしきお店が。門前仲町の既存店同様、かざらない外観。店名を冠した看板もないので狙ってこなければ見つけられない出で立ちです。
お店のドアや壁にはメニューがいくつか紹介されています。どうやら餃子や焼売が売りな様子。そういえば船水さん、BAOさんにアテンドしてもらって遠く内モンゴルまで皮の作り方を勉強しにいってたりしてましたね。
メニューはまだ暫定版。メニュー(仮)と書かれた手書きのメニューがありました。
門前仲町の1号店は日本酒推しなのですが、ここでは食べ物にあわせて焼酎、ビール、ハイボールなどが中心となる様子。
一杯目はやはり生ビール(700円)です。ナイスアイディア同様、マスターズドリームという渋いセレクト。しっかりとした味わいが楽しめます。
箸置きはひとりひとり違うデザインのものでした。この日はアフロヘアーのようなモコモコのピグモン。
うかがった時間は仕込みやら店員さんのシフト切り替え時間で少しお忙しい時間。こちらが手持ち無沙汰にならないように、ささっとお通しを出してくれました。
出てきたのは生アキレス。馬のアキレス腱ということでプルプルなコラーゲンたっぷりの食感を楽しみながら、ビールでのどを潤します。
もうひとつ出してもらったのは辛めの長芋。卓上にも置いてある、現地の調味料で味付けした辛めの味付け。しかし、お酒に合うものを出しますね。
名物の餃子(600円)はこちら。ごろっとした手作りのものが3個運ばれてきました。これには卓上にもある現地の辛い調味料をつけていただきます。
そしてシューマイ(600円)。こちらはやや皮の粉っぽさをのこした蒸しあがりとなっていました。具材はアボカドとエビ。ヘルシーかつ旨味たっぷりです。
馬スジ煮込み(600円)。大根と小ねぎを合わせて、馬のスジを食べるというモツ煮のような料理。間違いなくお酒が進む、冬にもぴったりな一皿。
メニューをみていて気になった、熊本ハイボール(600円)も注文してみました。熊本でお屠蘇につかわれるという赤酒を炭酸で割ったオリジナルハイボールです。少し甘さを感じる仕上がりですがしつこくなくて飲みやすいものでした。
こちらは通称ウマホル。馬のホルモンの煮込み(700円)です。こんにゃく入りで食感でも楽しめるおつまみ。もちろん臭みなんかありません。
最後に変わったものをだしてもらいました。その名もサイクロン・イサーン。サイクロンはソーセージという意味なので、イサーン地方のソーセージですね。豚肉と発酵させた米と香辛料を混ぜてつくるそうで、独特の酸味と旨味を感じます。はじめて食べましたがくせになりそうな一品でした。
新橋で楽しむ唯一つのシューマイ、餃子
サラリーマンの街というイメージしかなかった新橋ですが、ここ数年でいいお店にであえる楽しい街というイメージになっています。ここにナイスアイドルもできたことでより距離感が縮まった気がします。
しかし、今まで出会ったことのない、楽しいシューマイやギョーザが楽しめるお店でした。小さなお店で当然ながら席数が少ないので、混み合う前にぜひ早いうちにいってみてくださいね。