Singapore Zam Zam Restaurant(シンガポール・アラブストリート / イスラム料理)

シンガポールといえば小さな国土に多くの民族が集まっている人種のるつぼ。それぞれの民族がそれぞれの地域で独自の文化を育んでいるのも見どころですよね。食事についても各エリアごとに色々なグルメを手軽に楽しめます。

今回、シンガポールのアラブストリートを散歩する道中、有名なイスラム料理のお店「Singapore Zam Zam Restaurant」でランチをいただきました。

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アラブストリートの中心に位置する人気イスラム料理店

シンガポールで最大かつ最古のイスラム教寺院であるサルタン・モスクそばの交差点すぐにザムザムは位置しています。

地下鉄MRTで向かう場合はブギス駅が最寄りとなります。

どこにでもありそうな店構えのお店ですが、テラス席までたくさんのお客さんで賑わっています。看板には「オンリーワンでチェーン展開などしていないお店です」と書いてありました。創業はなんと1908年の老舗です。

オススメは広々とした2階席、ばっちりエアコンが効いています。

とにかく安いのに、本格的なイスラム料理が楽しめるリーズナブルなお店

こちらがメニュー。ほとんどのメニューが大皿でSGD10もしません。量的にかなり多そうだったので、定番という2品だけ注文します。

飲み物メニューはこちら。暑い日だったのでビールが飲みたかったのですが、イスラム教のお店なので、もちろんノンアルコールのみ。

こちらもマリーナ周辺などのレストランからしたら破格の設定。ただし、テ・タリクなどメニューがぱっとわからないという問題があります。

アイスコーヒーが飲みたかったので、アイスコピ(SGD2)とアイスコピC(SGD2.5)を注文しました。コピはマレー語でコーヒーの意味ですので、シンガポールのローカルコーヒーです。とにかく甘いです。スパイスの効いた料理を食べながら甘いコピをがぶがぶ飲むのがいいのでしょう。

コピ=ブラックコーヒー+コンデンスミルク+水なのですが、コンデンスミルクをエバミルク(無糖練乳)に代えたコピCにも挑戦しました。甘さ控えめを期待して頼んだのですが、コピとの違いがわからないくらい甘かったのはご愛嬌。

ムルタバとビリヤニは食べてほしい

お目当てのムルタバ Murtabak Mutton(SGD6)がきました。まずまずの大きさで中にはいい風味の羊肉が挟まれています。

鶏肉、牛肉、イワシも選べるので、羊が苦手な方でも安心です。

もちっとしたロティ・プラタと呼ばれる生地で、ひき肉や玉ねぎをはさんで焼きあげたものがムルタバです。イスラム風のお好み焼きといえばいいでしょうか。別盛りの辛めのカレースープをつけながらいただきます。

そして、食べやすい炭水化物としてはビリヤニ Chicken Briyani(SGD6.5)を頼んでみました。日本でも食べられるお店が増えてきた印象のビリヤニは、スパイシーな炊込みご飯です。

さらさらっと食べられるお米でボリュームの割に食べやすい印象。こちらにもムルタバ同様スープのような味をかえるカレーがつきます。

この2品と甘い甘いアイスコピだけでお腹はかなり満たされてしまいました。お会計は全部でSGD17(約1,300円)ぽっきり。物価高めのシンガポール観光の中では相当リーズナブルなお店です。

ちなみにクレジットカードは使えない現金会計オンリーのお店です。

なおトイレは別のお店やホテルで行くのがオススメです。今回、退店時にトイレを利用させてもらいましたが、厨房の奥につきすすまないとトイレにたどり着けません。そして、トイレットペーパーがなく、便器脇にあるシャワーをつかって左手で洗う?スタイルでした。こんなところも異国情緒あふれているんですね。

食後はアラブストリート周囲のモスクを見学しながら散歩をしての腹ごなしとなりました。

シンガポールとはとても思えないアラブの町並みで食べる、安くて美味しいイスラム料理。カジュアルにムルタバ、ビリヤニを食べられるザムザム、おすすめです。

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