ステーキとカレー。お店の名前と飲食店ジャンルがかけ離れていますが、まちがいではありません。今回は「ステーキしのだ」さんのランチ・ステーキカレーを紹介していきます。
湯島天神のそばにひっそりとあるお店の軒先には、お昼になるとランチ・ステーキカレーの看板がでます。黄色い板に手書きという目立ちそうな色使いですが、そもそも前をとおっても気づかない人が多いでしょう。
もし運良く気づいたとしても、事前情報なしにこのレトロなドアを開ける勇気はなかなか出ないかもしれません。
そもそもメニューを置かないお店ということですが、お昼は明瞭会計。コーヒー付きで1,400円、女性のみアイスクリーム付だそうです。

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マスターひとりで切り盛りするランチタイム
ドアを開け店内にはいると、特大の鉄板2つを囲うように席が並んでいます。
壁沿いの棚には食器の他、今では入手困難な山崎や白州の瓶が並びます(注文できるのかは不明ですが)。

着席すると、まるごと凍らせたであろうペットボトルから麦茶が提供されます。透明なグラスにドボドボと注いていただき、乾いた喉を潤します。

つづいて、サラダ。いたってシンプルですが鮮度のいい野菜で、胡椒がすこし効いた味付けもいいですね。

いよいよメインのステーキカレーが
カレーに投入されるサイコロカットの国産和牛は、その都度鉄板で火入れしてくれます。今回は着座した位置の都合でマスターの背中越しとなってしまいましたが、写真の赤矢印の先に。

しばらく蓋をしておきいい具合になったタイミングで奥から運んできたカレーライスに入れてくれます。

これがメインのステーキカレー。
贅沢にもられたお肉と、スパイスの効いたカレーが美味しくて200gくらいありそうなライスもスイスイと食べられてしまいます。

当方女性ではないためアイスクリームはなしで食後のコーヒーとなります。
ここでも面白い光景がみられます。なんと鉄板に置かれたヤカンでお湯を沸かし、その場でドリップしてくれるのです。

コーヒー自体はかなり深煎りで飲みごたえがあります。カレーの余韻を感じながらゆっくりと飲むと落ち着きますね。

ディナーはまだ未踏なので知りませんが、少なくともランチタイムは完全にマスターのワンオペです。お茶出しから、カレー用の肉の都度調理、コーヒーの提供、お会計まですべてひとりで行います。
もしお会計など用があるときには、大きな声でマスターにお願いしましょう。

夜もぜひ行ってみたくなる不思議なランチの魅力
知らなければ絶対入らないような店構えのこちら。中に入ると意外にも落ち着ける空間で、お得においしくステーキカレーが味わえます。
次回はディナーでその本領をみてみたくなる素敵なお店でした。
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