回らないお寿司といえば、銀座をはじめ都内の洗練された街にしかなくて、緊張しながらいただくもの。そんなイメージがあるかもしれません。
そんな固定観念をくつがえす、街場のお寿司屋さんが江戸川区にあります。
昨年からお噂はかねがね聞いていたのですが、なんとか先日伺うことができました。最近周囲での評価がまさにうなぎ登りの「鮨かの」さんです。
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歩くこと10分ちょっと、住宅街に素敵なお店が
お店までは都営新宿線・一之江駅を降りて10分ほど歩きます。環七をすぎるとあたりは静かな住宅街。その奥にライトアップされた決して大きくはない店舗が見えてきます。こちらがこの日の目的地、鮨かのさんです。
こちらの不手際で、予約時間からすこし遅れての到着となってしまいましたが、和やかに出迎えていただきました。カウンターの端席に案内されます。
ご夫婦が織りなす素敵な空間、料理と日本酒のコラボ
まずは乾いた喉をビールで潤します。こちらでは生ビールはマスターズドリーム、しっかりした旨味を感じます。
1品目は挨拶代わりの青海苔あんの茶碗蒸し。青海苔がうまくメインの茶碗蒸しを引き立ててくれるスペシャリテ。この後の料理にも期待がふくらみます。
2杯目は、名物・生しぼり小松菜サワー(700円)をいただきます。江戸川産の小松菜をしぼって作るオリジナルカクテル。見た目は青汁のようですが清涼感のある、いい意味でお酒感のすくないサワーです。
ここからは一品料理が続きます。
- もずく
- カツオ、芽葱を添えて
- ヒメコダイ、卵黄醤油、ここに炊きたてのシャリを乗せていきます
- 千葉県産のタチウオ
- ふぐの白子、カラスミをかけて、こちらにもシャリが忍ばせてあります
つまみながらお酒は日本酒にシフトしていきます。
利酒師をもつご夫婦のえらぶお酒は希少かつ美味しいものばかり。
握りももちろん充実のラインナップ
- アジ
- 春子鯛
- アオリイカとウニ
- キスの昆布じめとあん肝
- イワシ
- マコガレイ
- 海老
- 鹿児島県産イサキの炭火焼き
- 佐渡産アラの酒蒸し
- 金目鯛の昆布じめ
- ネギトロ海苔巻き
- コハダ
- ウニ
- 穴子
- 芝海老入りの玉
最後に味噌汁、そして干瓢巻がでて一通りとなります。
これに追加であまりに美味しかったウニ、そしてコースには入っていなかったホタテの煮浸しをいただきました。
デザートは、小松菜とヨーグルトのアイスを最中でいただきます。
最後までらしさが光るプレゼンテーション。舌もお腹も大満足でご馳走様となりました。
そういえばガリも優しい味でよかったです。
安心の良心的なお会計、また来たいと思わせてくれる
気づくとかなり遅い時間になっていましたが、少しも退屈に感じさせないリラックスできる空間とお寿司でした。
かなりお酒もいただき、追加までしてしまいましたがお会計は良心的なもの。都心の有名店からするとかなり割安に感じました。
ふだん野球で活動しているエリアにあるお店でもあり、自宅からもそう遠くはない良店。近いうちに是非再訪したい一軒となりました。